【7月25日（金）はじめ塾 × 矢野智徳｜夏の大地の再生講座】

神奈川県小田原市にある「はじめ塾」は、小さな寄宿生活塾です。
（はじめ塾facebookより）

　地域に根ざし、長年にわたって子どもたちの学びと暮らしを支えてきたこの塾は、ただの“教育の場”ではありません。
　子どもたちが実際に生活を共にしながら、体験と感性を通じて、生きた学びや生きる知恵を育んでいく――”呼吸する教育の場”として、今もなお静かに息づいています。
はじめ塾HP　https://hajimejyuku.jp/74195/
Facebook　https://www.facebook.com/people/寄宿生活塾-はじめ塾/100063693481413/?ref=embed_page

この夏、そんな「はじめ塾」の子どもたちとともに、矢野さんによる「大地の再生講座」が開催されることになりました。

◆ 講座開催の背景

きっかけは、はじめ塾の子どもたちが暮らす合宿所――その「暮らしの土台」となる環境を、自分たちの手で整えていけたら、そこから得られる学びはどれほど豊かだろう、という塾長先生をはじめとする大人たちの声からでした。

ただ場を「使う」のではなく、自ら整え、育て、活かしていくこと。その場に恩返しをしていくこと。
それを日々の暮らしの延長線上で体験として学んでいくために、矢野さんの講座をぜひ開催してほしい――そんな願いから、この企画は生まれました。

実は、はじめ塾と矢野さんとの接点は今回が初めてではありません。

2025年3月、小田原で開催された「環境シンポジウム」では、「流域風土マルシェ」の環境設営に向けた“一夜城植栽”の作業を、はじめ塾の子どもたちが遅くまで手伝ってくれました。
また後日、矢野さんが小田原ロータリークラブで講話をした際、同じ小田原市内にある塾を訪れて、子どもたちにも同じ話をしたのですが（地球規模から小田原という流域風土を見つめるという内容）、
最初は放課後のためか眠たそうにしていた子どもたちが、やがて目を輝かせはじめ、最後には大人顔負けの本質的な質問を投げかける姿がありました。
その素直で柔らかな感性と向き合った時間が、今回の講座開催への後押しともなっています。

こうした経緯を経て、この夏休みの合宿所で暮らす子どもたちを中心に据えた講座が実現することとなり、大人たちにも共に体験してもらえる「一般講座」として開催する運びとなりました。

◆ 本講座について

この講座の主役は、はじめ塾の子どもたちです。
矢野さんが彼らとともに自然・環境・命について語り、実際に手を動かしていく時間が、講座の中心にあります。

その空間に、大人も共に身を置くことで――
子どもたちのまっすぐなまなざしと感性に触れながら、自身の中の感受性や学びの原点もまた、静かに呼び起こされていく貴重な機会のように感じています。

◆ こんな方におすすめです

子どもたちと自然に向き合い、共に学ぶ場を体験したい方

暮らしの足元を見つめ直し、「環境再生」の視点を体感したい方

教育・地域・環境に関心があり、「共に育つ場づくり」に関わりたい方

自然の呼吸とともに学ぶ夏のひととき――。
はじめ塾の子どもたちと矢野さん、そして参加者のみなさんでつくるこの特別な講座に、どうぞご参加ください。

[日時]

2025年7月25日(金)

9時00分受付開始