【講座概要】
11月下旬の初冬は、1年を締め括る大地へのおさらい作業。
大地の空気と水が停滞することなく、しっかりと呼吸できる環境にするために、境内の水脈のメンテナンスをして、大地が眠りにつく冬への準備を行います。
11月下旬の初冬は、1年を締め括る大地へのおさらい作業。
大地の空気と水が停滞することなく、しっかりと呼吸できる環境にするために、境内の水脈のメンテナンスをして、大地が眠りにつく冬への準備を行います。
大地も人も仕組みは同じで、しっかりと呼吸をして睡眠をとることで、体調は回復していきます。
冬の間の環境改善がとても効果的であり、大地が目覚める翌春からのエネルギーの源になっていきます。
冬の間の環境改善がとても効果的であり、大地が目覚める翌春からのエネルギーの源になっていきます。
今回の講座は、真冬へ向かうこの季節の大地への向き合い方、作業の仕方を学びます。
「前回からの講座概要」
大地の再生として初めて東慶寺の環境改善工事に入らせていただのが2020年6月29日。
あれから1年あまり、合計7回の大地の再生講座を開催してきました。
大地の再生として初めて東慶寺の環境改善工事に入らせていただのが2020年6月29日。
あれから1年あまり、合計7回の大地の再生講座を開催してきました。
大地の再生ではここ1、2年の間に北鎌倉の東慶寺の他に、東鎌倉の滑川沿いや由比ヶ浜近辺など鎌倉市内のいくつかの案件の工事に関わらせていただきました。
どこの現場を見ても水脈の滞りや木々の樹勢の衰退など、自然環境は疲弊しているという事実は否めませんでしたが、コンクリートに囲まれドブ川のように見える滑川でさえも、いまだにモズクガニや、かわせみが生息しています。表面的にはコンクリートやアスファルトで覆われ環境は疲弊していますが、水脈の深いところはまだ息をしている、というのが鎌倉の現場を通しての杜の学校 矢野智徳の見解でした。
どこの現場を見ても水脈の滞りや木々の樹勢の衰退など、自然環境は疲弊しているという事実は否めませんでしたが、コンクリートに囲まれドブ川のように見える滑川でさえも、いまだにモズクガニや、かわせみが生息しています。表面的にはコンクリートやアスファルトで覆われ環境は疲弊していますが、水脈の深いところはまだ息をしている、というのが鎌倉の現場を通しての杜の学校 矢野智徳の見解でした。
3方を山に、南は海に囲まれるという独特な鎌倉の地形を生かし、地形や水脈の要には、鶴岡八幡宮を起点として、数多くの寺院が配置され、そこが鎮守の杜として保全されてきたことで、鎌倉の古き良き景観は長きに渡り保たれてきたのでしょう。
しかしながら、ここ数十年の都市化による大規模な宅地造成や道路網の整備などの開発は、鎌倉の豊かな水脈を停滞させ、周辺の自然環境は一気に疲弊し、各地で土砂災害や倒木、ナラ枯れが発生、環境の劣化は年々ひどくなるばかりです。
しかしながら、ここ数十年の都市化による大規模な宅地造成や道路網の整備などの開発は、鎌倉の豊かな水脈を停滞させ、周辺の自然環境は一気に疲弊し、各地で土砂災害や倒木、ナラ枯れが発生、環境の劣化は年々ひどくなるばかりです。
全国的に自然災害が頻発する昨今、ゲリラ豪雨、ヒートアイランド現象や土砂災害の発生にはなすすべもなく、人々の生活基盤を揺るがすようなこの大きな難題に、多くの方が向き合い早急に環境劣化の現実を知り、再生の手立てを打つ必要があるはずです。
そんな中、昨年からの東慶寺での大地の再生の環境改善工事を経て、木々の樹勢は回復傾向にあり、傷んでいた草木や崩れた斜面地も落ち着きを見せ始めてきています。
北鎌倉の丘陵部、谷戸に広がる鎌倉らしいこの環境を保全する意義は大変大きく、ここを再生し保全していくことで、東慶寺の境内だけでなく、柏尾川(境川)流域、鎌倉全体の環境改善に繋がり、大きな視点で見れば、富士山北麓から相模湾へ流れる相模川流域にまで影響を及ぼしていくといえるでしょう。
北鎌倉の丘陵部、谷戸に広がる鎌倉らしいこの環境を保全する意義は大変大きく、ここを再生し保全していくことで、東慶寺の境内だけでなく、柏尾川(境川)流域、鎌倉全体の環境改善に繋がり、大きな視点で見れば、富士山北麓から相模湾へ流れる相模川流域にまで影響を及ぼしていくといえるでしょう。
今回の講座では、定期的なメンテナンス講座という位置付けではなく、東慶寺付近を流れる柏尾川(境川)の上流から下流に至る地域住民、または滑川、相模川流域など、相模湾に関わる流域全体の方々が軸になり「流域参加型」としての改善作業を行いたいと思います。
また、緊急事態ともいえる近年の自然生態系の崩壊した現状は、かつての「いざ鎌倉」のように、他地域からの参加も歓迎し、大地の再生の手法を地元に持ち帰ることで、また各地域での環境保全活動に繋がるのではと思います。
そんな様々な人たちが関わる新しい流域単位の「結(ゆい)」の連携を、「東慶寺 相模湾流域 結の杜づくり」として、元環境の再生と整備を行うことで、東慶寺境内から周辺の鎮守の杜の意義をもう一度見直し、鎌倉の自然再生の足掛かりとなり、次世代へと繋いでいく活動にしていきたいと思います。
【日時】
2021年11月28日(日)、29日(月)
8 時〜受付 8 時半開始 17時終了予定
※1日のみの参加でも構いません。
※宿泊は東慶寺さんにて1泊2,000円にて可能です。(寝袋持参)
※お子様の参加はご遠慮ください。
※定員各日20名
※申し込み締め切り11月26日(金)まで
2021年11月28日(日)、29日(月)
8 時〜受付 8 時半開始 17時終了予定
※1日のみの参加でも構いません。
※宿泊は東慶寺さんにて1泊2,000円にて可能です。(寝袋持参)
※お子様の参加はご遠慮ください。
※定員各日20名
※申し込み締め切り11月26日(金)まで
【場所】
松岡山 東慶寺 神奈川県鎌倉市山ノ内1367(JR横須賀線 北鎌倉駅より徒4分)
※駐車場は近隣のコインパーキングにお願いいたします。
松岡山 東慶寺 神奈川県鎌倉市山ノ内1367(JR横須賀線 北鎌倉駅より徒4分)
※駐車場は近隣のコインパーキングにお願いいたします。
【講師】矢野智徳(杜の学校)
【参加費】
1日 につき 5,000 円
(鎌倉市民の方は3,000円)
※昼食ご希望の方は+昼食代 1000 円
1日 につき 5,000 円
(鎌倉市民の方は3,000円)
※昼食ご希望の方は+昼食代 1000 円
【講師】
矢野智徳(杜の学校)
矢野智徳(杜の学校)
【持ち物】
汚れてもいい服装、軍手、帽子、水筒、昼食、タオル、着替え、 移植ごて(小さなシャベル)とノコギリ鎌、剪定バサミ
※コロナ対策は各自準備をお願いします。
汚れてもいい服装、軍手、帽子、水筒、昼食、タオル、着替え、 移植ごて(小さなシャベル)とノコギリ鎌、剪定バサミ
※コロナ対策は各自準備をお願いします。
【作業内容】
東慶寺境内および周辺の水脈メンテナンス
風の草刈り
キンモクセイの樹勢回復作業ほか
東慶寺境内および周辺の水脈メンテナンス
風の草刈り
キンモクセイの樹勢回復作業ほか
【タイムスケジュール】
8時00分 集合、受付
8 時 30 分 講座開始 自己紹介、作業説明
9時~実作業 (途中休憩あり)
12時~13時 昼食
13時~16時 実作業 (途中休憩あり)
16時~17時 質疑応答、まとめ
17 時解散(時間は延長することがございます。ご了承ください。)
8時00分 集合、受付
8 時 30 分 講座開始 自己紹介、作業説明
9時~実作業 (途中休憩あり)
12時~13時 昼食
13時~16時 実作業 (途中休憩あり)
16時~17時 質疑応答、まとめ
17 時解散(時間は延長することがございます。ご了承ください。)
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〒409-0138
山梨県上野原市大倉79
杜の学校内 大地の再生技術研究所
tel 0554-62-4002