全国各地で自然環境の修復と再生に取り組む矢野智徳とともに、静岡県静岡市の一乗寺にて現地見立て講座を開催します。

台風15号による被害

令和4年9月、台風15号が静岡県を襲い、記録的な豪雨となりました。静岡市では24時間降水量が416.5mmに達し（1976年の観測開始以来、史上最大）、その影響で、一乗寺に隣接する崖が崩落。境内は一面、土砂で覆われる甚大な被害を受けました。

地元の業者や多くのボランティアの方々の力により、応急処置はすでに完了しています。しかし、いまだ本格的な復旧方針が定まらないままです。

災害の本質を見つめ直す

この災害を、単なる"自然の猛威"として片づけてしまっていいのでしょうか。
私たちは、そこに「人の開発による水と空気の流れの滞り」――つまり、"大地の呼吸の詰まり"が関係しているのではないかと考えています。

「大地の再生」とは

矢野の「大地の再生」は、重機や人の手を自然の理に沿って使いこなし、水や空気の通り道を整えることで、大地そのものが持つ"自己治癒力"を引き出す再生の技術です。全国各地で、災害地の復旧や森・庭・集落の再生が実践され、人と自然が再び呼吸を取り戻す取り組みが続いています。

講座の内容

今回の見立て講座では、崩れた斜面や境内の状況を実際に歩きながら、地形や植生、風や水の流れを観察し、"どのように大地を再生していくか"を共に考えます。
災害の記憶を風化させることなく、これからの土地のあり方を学び合う機会にしたいと思います。

【日時】11月20日（木）                                 
　　　　9:30～17:00（9:00受付開始）
　　　　※雨天決行

【場所】庵原山　一乗寺
  　　〒424-0114 静岡県静岡市清水区庵原町１９３７

【受講料】¥8,000
　　※講座参加費は、結の杜基金へ寄付させて頂きます。
　　結の杜基金と杜の財団についての詳細は以下のウェブサイトをご覧ください
　　( https://morinozaidan.com/ )

【持ち物】昼食、動きやすい服装、作業用手袋、移植ごて、のこぎり鎌(貸出可。数に限りあり)、長靴、雨合羽(雨天時)、タオル、その他各自必要なもの
※忘れ物や紛失のないように、持ち物には必ず記名をお願いします。

【講師】矢野智徳 (造園技師・環境再生医)

【主催】 杜の学校

【協力】（株）ナインスケッチ地域団体
　　　　 くわひとつ　　
　　　　  清水グリーンサービス 株式会社　　
　　　　  地域団体mori to um

【お申し込み】◉お申し込み締切　11月18日(火)
https://docs.google.com/.../1FAIpQLSeM5Ta.../viewform...

【問い合わせ】Mail:nfo@shimizu-gs.com
　　　　　　　　　masaaki999.ito999@gmail.com