「人と自然 ともに生きる道はないのか」
宮崎駿監督『もののけ姫』
主人公アシタカの台詞に
「あるよ、ある。」
と、呟いていたという矢野さん。
(※「森とタタラ場、双方、生きる道はないのか」という台詞かと思われます)
ずいぶん以前から
これからは人の土地利用が環境保全につながる
「人の土地利用=環境保全」
そういう土地利用がなされないと
両者はけっして相反しない。
と言い続け、動き続けておられる。
それはけっして大ごとだけでなく
足元の住まい、暮らし
その一歩が、周囲に大きな力を響かせていく。
庭づくりや外構という枠から飛び出して
住むということを
もっと大きく底支える「環境」としての
住まいの環境づくり
建築前と建築後、建築中?と
段階的に進めれらていく予定です。
きっと意表をつく土地利用になると思います!
必見 ‼︎
それを体感するためには
before & after
ぜひスタートを
見ておいてほしい。
まだ家が建つ前
この土地の特性を活かしつつ
いかに制約を逆転して
ゆたかな多様性空間が生まれるか。
出来上がりを後から見るだけでは
わからないかも。
その場がもともとそうであったかのように
自然なあるべき姿になっていそうだから。
だからぜひこの場所のはじまりを見てください。
この場の何をどう読み取り
その姿がどう実現されていくのか。
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「風と光と土の家」
眼下に海、眼前に山並みひらけたこの土地に
めぐり合ったKさん ふと浮かんだ
ここに「風と光と土の家」を建てる。
そして出会った 大地の再生。
風、光、土、水
すべては リンクしている。
それらを大切にする環境づくり。
この場をその視点でつくりたい
それがみなさんとの学びの場になればうれしい
Kさんのそんな想いから今回の機会ができました。
空気の視点で
土地の特性が活かされると
なんと自然で多様な
ゆたかな空間が生まれるか
家が建つ前の環境づくりです。
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●有効活用がむずかしい急斜面が、空気視点で魅力的な多様性空間に。
家が建つその下に連なる斜面地は、足元注意のなかなかの急斜面。
ここに遊歩道をつくりたい。
じつはこのリクエスト
斜面に空気視点の道づくりは、理に適っていて
それによってかなうことは
たんに斜面を歩けるようになるだけにとどまらず!
さて、どのような場所が生まれますか
施工の結果生まれる起伏地形によって、
所々に畑が生まれたり、天に星仰ぐ小屋も建つ(将来)。
通常は制約のある急斜面が、ユニークな使い方も可能な
むしろ変化に富んだ場所になっていく。
またその起伏地形が、周囲の山々の優しい連なりに呼応して
周囲の環境ごと、空間として、景観として
地域の風土と繋がり、一体感に包まれる予定。
またそれは現代、滞り崩れやすくなっている斜面(本来は空気と水のよりよく抜けやすい所)について考えるときにも有効な視点と手法。
●周囲の家々や環境への配慮が生みだす、変化に富んだ家周りの空間づくり
ふつうなら、敷地に可能性のある大きさ高さで家を建てるところを
背後の家にとって遮りとならないように、大きい隣家の合間に同じボリュームでこの場の環境の滞りを作らないように
自分の家を、部分ではなく、周囲への配慮、
一歩譲って環境全体をよくする方向へ考えてみた結果
編み出された手法がお楽しみ♪
家が建つ敷地部分を切土し、斜面の盛土に活用する
→建設敷地面積が増えて、活用の質が変わる
→斜面の有効活用が可能に
ただぱっつんと切り取るだけの切土ではもちろんありません!
→結果生み出される流線型起伏地形とその地形を支える植栽とで
当初ギリギリの通路しかもてなかっただろう背後の家との境界や
家の周囲に、変化球的な裏庭的余白空間が生まれる予定。
●今注目の!「植栽土木」
本来の木の、植物の持つ機能に基づく底支え的空間づくり
1本の木、下草一つを植える時にもこの視点があると世界がひろがります。
どのような考えで、どこにどのように、木を植えるか。
それは自然界で木や、植物がしてくれていること。
その機能が、はたらきが、いかにすごいか、健気か、力強いか感動します。
またその機能美が生み出す 空間の美しさ。やさしさ。やすらかさ。
この場が持つ魅力を大切に引き立てて
むずかしさは逆手にとって大逆転の妙味
全体への、環境への気遣いが
かえって自分たちの豊かさにつながるという空間づくり
シンプルで多様で豊かな
環境保全と人の土地利用の幸せなあり方を
ぜひ共に学び&作りましょう!
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スケジュール
2019年4月14日(日)
9時〜 受付
9時30分 講座開始
18〜19時 終了予定
(終了時刻については目安として。進行状況等により流動します) -
場所
神奈川県横須賀市秋谷
※詳細はお申し込み後にご案内いたします。 -
交通
逗子駅もしくは新逗子駅からバス(逗子駅から22分ほど)。
バス停「子産石」下車。
そこから現場まで坂道登りで徒歩10〜13分です。
富士山や海が見えて本当に気持ち良いですとのこと。
(お申込みいただいてから画像入り地図でお伝え予定)※住宅地となり、駐車スペースのご用意ができないため、
バスや自転車、徒歩でのご参加をお願いいたします。
(お車の場合は、各自近隣駐車場をお探しの上ご利用ください) -
参加費
5000円
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昼食
必要な方は、お弁当お申し込みいただけます。1200円
【草舟 on Earth 】矢谷左知子さんによる
「草弁当ー完全菜食のヴィーガン弁当 庭の野草入り」
(ふだんは『草講座』でしか味わえない「草弁当」を今回特別に♪)※10日締め切りですが、数量限定のため、ご希望の方は早めにご連絡ください。
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服装
作業のできる服装&靴、作業用手袋、タオル、帽子、雨ガッパ(上下)
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持ち物
○ 剣先スコップ、ミツグワ、のこぎり鎌(草刈鎌)、剪定ハサミ、ノコギリ、移植ゴテ
※ 用意できるものだけでok
○ マイコップ
○飲み物
◯その他 -
お申し込み
お申込みは、参加ボタンを押していただいた上で
daichisaisei@gmail.com
まで、以下について明記の上お申し込みください。
・お名前
・電話番号(連絡が取りやすく、当日連絡可能な)
・メールアドレス
・参加日
・お昼のお弁当の有無 ※詳細お待ちください。※当イベントページへの「参加予定」のクリックだけでは参加申込となりませんのでご注意ください。
※15〜20日も講座ではありませんが、公開工事を予定しております。
こちら作業に参加ご希望の方がいらっしゃれば
上記申込みメールアドレスまでお知らせください。
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