来る2月24日（月）、茨城県桜川市で大地の再生講座が決定しました。

茨城県桜川市は、山桜50万本がある「日本一のヤマザクラの里」です。
矢野智徳は桜川を、「日本列島を代表するような里山の風土。桜とともにある風土全体が価値」と評しておりました。

その桜川市の一般社団法人「歓喜の郷」に、東京・国立二小で一番大きな大島桜を移植したのが昨年の春。
夏には桜をケアする作業をするなかで、敷地の表層水脈をつまらせるように隠れていたU字溝を見つけたり、敷地内の大きなモミの木が、桜の呼吸を助けるように根を張っていることをその場のみんなで学びました。

移植した桜の健康状態が、広い環境一帯の、表層から深層までの大地と植物の呼吸の連動を教えてくれる、またとないバロメーターになっているのです。

そしてこの度、この「歓喜の郷」で、講座を開催する運びになりました。
移植したこの大きな桜をひとつの契機に、敷地全体の呼吸をつなぎます。
同時に、地域の行政や業者の方とも連携しながら、「大地の再生」の視点と技術での環境改善を、ここから具体的に地域につないでいくチャレンジです。

茅葺き屋根の古民家のお家がある、広い敷地の表層水脈施工になります。
表層5cmをつなぐことで、敷地から裏の山までの呼吸がつながる。

この大地の再生の基本の視点と技術、そして、「風土」につなぐというそのことの意味を、実感学習していただけるまたとない機会になります。
この機会にぜひ、足をお運びください。

[日時]　2025年 2月 24日（月）
　受付　午前 9時 00分〜
　講座　午前 9時 30分〜 午後 6時 00分くらいまで
＊時間は目安です
＊雨天決行です

[場所]　茨城県桜川市真壁町
＊詳細は申し込みの方にお知らせします。
＊公共交通機関「下館」駅（JR水戸線/関東鉄道常総線/真岡鐵道真岡線）下車、タクシー利用。もしくは送迎等にて。
＊現地駐車スペースもあります。

［参加費]　8,000円
＊中学生以下無料
＊参加費はすべて、杜の財団の被災地支援活動に寄付させていただきます。

[申し込み] 　こちらのGoogleフォームよりお願いします。

[持ち物・服装]　昼食、飲み物、作業ができる服装と靴、長靴、作業用手袋、帽子、水筒、タオル、着替え、雨がっぱ、移植ごて(小さなシャベル)、ノコギリ鎌、剪定ノコや剪定ハサミ（あれば）

[事前お問い合わせ先]　メール：mori.gakko.uenohara@gmail.com
※メールタイトルに「大地の再生桜川講座」と明記してください。

[主催者]　杜の学校・一般社団法人「歓喜の郷」