杜の財団と風土再生学会による第3回環境シンポジウムの開催をお知らせする運びとなりました。 東京、大阪に続き、東京大都市圏・西の要衝である小田原で開催いたします。

激甚化する「災害」に対して、流域生態系（風土）の再生による処方箋を、小田原城をはじめとした古来の智恵によるまちづくりに見出したいと考えています。

「流域生態系（風土）と人の営みをめぐって」

毎年のように起きる豪雨、土砂崩れなどの大きな環境課題に直面して、「なにかおかしい」「自分の力ではどうにもならない」と感じていませんか。

「大地の再生」では、これらの大きな要因として、空気と水の循環が滞り、本来の生態系機能が失われていることにあると突き止め、2024年秋には特許を取得しました。

私たち一人ひとりに、環境に対して具体的にできることがあります。流域ぐるみで取り組めば、今後起きるとされている災害への防災・減災も十分に可能です。

小田原は、首都圏の西の要に位置し、大規模な治水土木により形成された江戸城のモデルになった場所。その象徴が、小田原城とその総構エリアです。古来、人は「傷めず穢さずこの場を使わせてください」との祈りとともに、自然の”森”から人が使う”杜”へと場を拓いていきました。

受け継いできた風土を再確認し、先人の智恵に学び、地球環境を現代から未来につなぐための具体的な技法と視点をお伝えする「お祭り」の場が、環境シンポジウムです。

流域のみなさまと自然や手仕事の恵み・喜びを持ち寄るマルシェ。
小田原城から先人の智恵を体感、観察するフィールドワーク。
私たちがこれからの時代を生き延びる智恵をともに発見し、身に付けるシンポジウム。

三本柱にて、広く皆様のお越しをお待ちしています。ぜひ会場に足をお運びください。

概要：詳細・お申し込みはこちらのpeatixから

■2025年 3月 22日（土）
　・フィールドワーク：「地質×歴史×脈」で巡る小田原城
　・西湘おだわら風土再生マルシェ【入場無料】

■2025年3月23日（日）　午前 10時 30分〜 午後 6時 00分
　環境シンポジウム「小田原城はなぜそこにあるのか 〜流域視点の脈を見抜いた先人の智恵を探る〜」

公益事業としての環境再生施工をご確認いただき、ご賛同いただけるお気持ちによって参加額をお選びください。
詳細・お申し込みはこちらのpeatixから