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お知らせ イベント

気候変動による自然災害への対策を考えるシンポジウム

2020年4月19日(日)
東京都

50年ほど前にローマクラブ報告において警告された地球温暖化による気候変動。いまや現実のものとなり、世界各地において、巨大な台風や、異常高温、干ばつ、洪水、さらには火災といった、かつてない規模のあらゆる災害を引き起こし、人間を含む多くの命が奪われています。

 過去50年の間、この温暖化に対して地域と、そして国境を越えて様々な会議が開催され、対策が考えられ、そして実行されてきました。しかし、気候変動は日常の生活の中でも観察されるようになり、それに歩調を合わせて、予測不能とも言える自然災害が、私たちの未来に大きな影を落としています。

 このシンポジウムが目指すのは、画一の回答を提示することではありません。地球温暖化の要因とそれらによって気候変動が生じるメカニズム、さらには自然災害との関係性について理解を深めること。その災害を予防し、あるいはその被害を最小限に抑える方法や、最先端の見識を提示します。同時に、私たちがなぜこのような重大で致命的な問題をないがしろにしたままでいるのか、討議を行うことで、参加者一人一人が行動を前提とした自らの回答を出すための方向性を示すことにあります。

 私たちは現在大きな変動の時期にあります。歴史を振り返ると、経済的発展とそれを支える科学及び技術の発展に基づく世界観を拠り所とした過去500年があります。そこから、生命をより豊かにすることを第一義とした世界観へと移行し、それに基づく意識の変革と、知識の深化を目指すべき時にあるのではないでしょうか。そのような変革は、未来を希望あるものにしていく、という人間本来の役割に気づいたすべての人々が参加することで可能になるのもまた、明らかでしょう。

 幸いなことに、この気候変動がもたらしている危機については、世界中の人々がその認識を共有し、具体的な行動を起こしています。そのような行動を継続し、より力強いものにしていくためにも、この危機について基本的な理解とそれに基づく方法論を提示し、行動の拠点となる人と地域を具体化していくことが、今私たちが取り組むべき緊急の課題ではないかと思い、本シンポジウムの開催に至ります。

【開催概要】
会場:明治学院大学アートホール(東京都港区白金台1丁目2−37パレットゾーン内)
日時:2020年4月19日(日)(10:00開場)10:30開演~17:30閉会
主催:気候変動シンポジウム実行委員会
共催:NPO法人パーマカルチャーセンタージャパン/一般社団法人 大地の再生 結の杜づくり/NPO法人トランジションジャパン他
協力:明治学院大学 国際平和研究所/自然菜園スクール

【プログラム(案)】
10:30開演
基調講演 ヴァレシラッドありな(ホームスクーラー)&学生の方 他
12:00~13:00
第1部 「気候変動のメカニズムを知る」
交渉中
第2部「気候変動と自然災害の現状」
・国立環境研究所地球環境センター 江守正多氏
第3部「気候変動への対応を考える」
・大地の再生 結の杜づくり 矢野智徳氏
・ペシャワール会 石橋忠明氏
「アフガニスタンでの中村哲氏による緑化の取り組み」
第4部「気候変動への生活レベルでの対応」
・気候変動に負けない生活 四井真二(パーマカルチャーデザイナー)
・気候変動に負けない農的暮らし 竹内孝功(自然菜園コンサルタント 採種農家)
パネルディスカッション プレゼンテーター全員
グループ別ディスカッション
具体的な行動内容の策定
グループディスカッションの発表と行動指針作り
17:30 終了

【お申し込み】
約1ヶ月前よりお申し込みを開始します。
3月20日頃より、ご案内します。

【参加費】
参加費:2000円、大学生1000円(高校生以下無料)

お問い合わせ

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