活動事例レポ
ワークショップ

【鹿児島】大地の再生講座@屋久島

日本中どこにでもある、自然保護と観光開発のバランスを憂慮する問題が、世界遺産・屋久島にもある。そこに住む人びとが、自らの暮らしを守りながら、愛する豊かな自然を傷めず次の世代に残すためにできることは何か。
知ってほしい自然観察の視点や知識と、自然の作用に習った環境整備の作業方法について、矢野智徳から直接学ぶ連続講座(座学+フィールド調査+作業実習)を開催した。(継続中)

開催日程

第一回:2018年4月5日〜9日
第二回:2018年5月31日〜6月4日

開催場所

西部林道 布引の滝 小杉谷集落跡 安房エコビレッジアペルイ 一湊エコビレッジ予定地

座学(自然の作用と、介入ポイントについてメカニズムを学ぶ)

過去の施工事例を紹介しながら、植物たちの様子を通して大地の環境を知り、自然環境と人間による土地利用がどのように作用し合うのか、そのメカニズムを学ぶ

屋久島は「お椀を伏せたような形」をしており、降水量が非常に多く中心にそびえる峻険な山を擁している。また、降雪のある山岳地域から、湾岸の亜熱帯まで気候が垂直に分布することから、日本の季節・気候をすべて要約したようだとも言われる。

この島の自然地形に対して大きく関与しているのが、一周をめぐる県道の存在である。この座学では屋久島を俯瞰地図を用いて地形を観察し、また、他地域の現場事例を参照しながら、屋久島の自然に対して、人間の観光開発がどのように影響しうるかを考察した。

 

 

フィールド・ワーク(自然のサインを読む)

観光開発によって傷つく自然、そのしくみとサインを五感を使って観察し、理解する。

屋久島の雨水は島の中心にそびえる山々から海に向かって流れる構造になっている。降水量が非常に多く峻険な地形であるため、大地に染み込まずに表土を洗いながら海に向かって流れ落ちる水も多い。

世界遺産・屋久島の森を歩きながら、水と空気の流れを観察し、いま豊かに見える自然に与えている、観光開発の影響を読み取る。

【西部林道】県道周辺の林内における樹木の健康状態や表土の流れ方を読む

 

コンクリート壁は、土圧・水圧がかかり、構造的に土中の水や空気の流れが滞りやすい。県道脇の木々は下枝の枯れているものが目にとまる。これは日本中のどこにでもある光景である。

 

林内にはいると乾いた表土からでも、降雨時の水の流れを読むことができる。

 

【布引の滝】一湊「布引の滝」から落ちる水の、海までの流れを観察し、川筋の公園開発の影響を読む

 

【小杉谷集落跡】トロッコ道を歩きながら、1920〜30年代の環境負荷の低い土木開発のすがたや、小さな力でも実施可能な遊歩道整備を学ぶ

 

 

作業実習(「大地の再生」手法の実践)

島の暮らしを支え、自然と共存する土地の使い方・農地の作り方を学ぶ

 

【安房】エコビレッジ アペルイ

—農地の周りの浸透水脈改善

—家の周りの湿気問題の改善

【一湊】「一湊エコビレッジ」予定地

—滝と河口付近の土地利用のための水脈整備と河川環境の改善

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